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  • 執筆者の写真鈴木 翔太

能力を引き出す

この記事を閲覧していただきありがとうございます。


今回は能力を引き出すというテーマで書いてみたいと思います。


私はコーチングを活動する一方で、

子供達にサッカーを教える活動もしています。


いじめ問題や虐待などの問題をなくすというゴールのために

何ができるかということで始めたのがこれです。


もちろん、教えている子供達の間でいじめがあるから

といったことではなく、ゴールを達成するなら

教育に関わっているべきだろうということで始めました。


私は小学1年生、2年生をメインに担当することが多いですが、

彼らはすごく自由です(笑)


サッカーが上手になりたいと心の底から思っている子もいれば、

まだサッカーを始めたばかりで、何をすれば良いのかわからない

といった子供もいます。


子供達の間で、レベルはバラバラです。


地味な練習をしているときは、退屈そうで他のことを始めたりもします(笑)


プロのサッカー選手になりたい子供だけがいるわけではないのです。


では他のことを始めている子供達に対して、

どのように接するかというと、決して強制はせずにやりたいようにさせます。


もちろん、全体のことも考慮してのことですが、

こちらが子供達にこれをやりなさいと強制することは逆効果です。


強制しようとすればするほど、自身がやりたいことでなければ

反発しようとするのです。


これは我々のマインドのカラクリで、

プッシュプッシュバックというはたらきによるものです。


強制しようとすればするほど、子供達はやらなくていい

理由を話し始めます。


宿題をやりなさいと強制すると反発したりするのも同じです。


それで強制させても中々身につきません。


大人であれば、どうしても会社に行きたくない日には、

体調を崩して出勤しなくていいように無意識がはたらくこともあります。


好きなことはどんどん上達する一方、

嫌いなことは同じことを何度言っても中々理解できないのです。


では、どのような工夫をしているかというと、

相手は小学性の低学年です。


まずは子供達がとにかく楽しむことを大事にしています。


やっていて楽しい、それを楽しむことで上達するような

練習をいつも考えて探りながら実践しています。


人間のマインドのカラクリで、無意識で重要だと判断することしか

認識ができないという自我の機能があります。


子供達にとって、楽しくない、興味がないということは、

この自我の機能の重要性に合致しません。


逆に、重要性に合致するものは勝手に認識し、詳しくなっていきます。


例えば、今まで知らなかったこと、

アーティストやスポーツ選手などなんでもいいのですが、

それを知った途端に電車の中でその話題を聞いたり、

広告を目にするようになったという経験があると思います。


これはRAS(網様体賦活系)と呼ばれる機能が関係しています。


何らかの情報が入ったときに、知識があったり

重要性に合致することは認識ができるのですが、

該当しないことに関しては認識しないようにRASがはたらくのです。


話を戻すと、子供達にとって本当はやると良い練習も、

脳が無意識で重要だと判断していない場合は上達しません。


何が良いのかすら認識できません。


知識量や重要性は、子供であれ大人であれ一人一人異なります。


プロを目指す子供達がする練習と同じことをしても、

同じように上達するというわけではないのです。


まだ小学性、それも低学年ですから、何をやりたいかという

夢やゴールを決めることを急ぐ必要はありません。


大人がそれを押しつけるのも間違いです。


もし夢やゴールが見つかっても、途中で変わることも

なんの問題もありません。


これからの社会では、まだない職業もたくさん出てくるでしょう。


比較的最近確立されてきたユーチューバーは良い例です。


そんな時代で決まったことだけをやらせることが良いとは思えません。


自己責任であることをきちんと教えていれば、

やりたいことはどんどんやらせれば良いのです。


私のサッカーコーチとしての役割は、子供達が成長していくにつれ、

やりたいことが出てきたときに、失敗したら・・・

なんてことを考えてチャレンジができない子供ではなく、

やりたいことにはどんどんチャレンジできるようなマインドを

子供達が身に付けられるように指導することです。


もちろんそれだけではありません。


学校の教室では、困っている子がいたら助けてあげられる、

私の教育を通じて間接的に大きな問題を改善に繋げていく、

これらが私のサッカーコーチとしての役割だと考えています。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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