• 鈴木 翔太

"できる"に変えるには

この記事を閲覧していただきありがとうございます。


今回は、"できない"を"できる"に変えるための

方法について書いてみたいと思います。


人間には、どうしても過去にフォーカス

してしまうという特徴があります。


特に、ネガティブな過去の経験は強烈に記憶に残ります。


この場合のネガティブは、失敗体験などです。


人間がまだ狩りをして生きていた時代、

危険な動物に遭遇した時の記憶がなければ

同じ危険を繰り返してしまいます。


毒のある植物などのにおいも認識していないと

死に至るリスクがあります。


そのために人間は、死や恐怖といったネガティブな記憶を

情動レベルで強烈に引き出すようになりました。


それができなければ、種の保存を困難にするのです。


しかし、そういった危険性のない現代ではもはや不要です。


人間は、目の前の世界であろうがなかろうが、

よりリアリティのある世界を現実だと認識することが

認知科学でわかっています。


例えば、映画の中の世界は現実ではありませんし、

それがわかっていてもそこに臨場感を感じることで

涙を流したり、おどろいたりします。


これは脳が無意識レベルで現実であると判断しています。


小説の世界も睡眠中に見る夢も同じです。


頭の中のイメージに臨場感を感じると、脳はそれを現実だと判断します。


そのイメージがネガティブであればどうなるでしょうか?


脳はそれを現実だと認識して、映画で涙を流すように、

目の前の世界もネガティブにしてしまいます。


人が何か新しいことにチャレンジしようとしたときに、

ネガティブなイメージがあればちゃんと失敗するのです。


そして人間はどうしても過去のネガティブにフォーカス

してしまいやすいので、それが頭の中のイメージとなり

チャレンジに対して消極的になったり、失敗しやすくなります。


それに失敗すると、「ほら、やっぱりできない」と

心の中で繰り返すことで、よりネガティブを強化します。


これにより、"できない"人のできあがりです。


みなさんの周りで心当たりがある方はいらっしゃいませんか?


社内やクラス、何らかの組織でこのようなことが

ある場合は要注意です。


教育の過程でこのようなことがあると大問題です。


特に子供というのは、親や学校の教師は絶対的な存在であるため、

そのような存在の人からネガティブなことを言われたりすると、

それだけで大きな影響を与えかねません。


現代社会を見てみると、そういったネガティブな記憶が

役に立つことはほとんどありません。


無人島生活なんかをしていると役に立つことがあるかもしれませんが、

それすらも図鑑などの知識で克服できるかもしれません。


そんなことをしている人はこの記事を読んでいないと思いますが、

どちらにしろ役に立つ場面は少ないのです。


古いコーチングの手法で、失敗に着目して変化を促そうとする

やり方がありましたが、これは全くの逆効果です。


車の運転であれば、交通事故の映像を何度も見せるようなものです。


失敗を把握することは重要ですが、そこに着目する必要はありません。


狩猟は通常しない社会ですから、ネガティブな記憶ではなく、

成功といったポジティブな記憶にフォーカスするべきです。


人間は過去にフォーカスしてしまいやすいと冒頭で述べました。


なら、ネガティブな記憶をポジティブな記憶に

置き換えることが出来ればどうでしょう?


新しいことにチャレンジするときには成功しやすくなりますし、

「できて当然だ」が当たり前になればどんどん成功しやすくなります。


そんなことできるの?という声が聞こえてきそうですが、

人間にはそれができます。


成功体験の臨場感を上げれば良いのです。


人間は臨場感の高い方を現実と認識しますので、

ネガティブな記憶をポジティブな記憶に置き換え、

そちらの臨場感を上げるのです。


それも、自身の経験である必要はありません。


自分にとってふさわしい他人の映像を

自分の映像としてイメージするのも効果的です。


サッカー選手になりたければ、観客いっぱいのスタジアムで

活躍している映像なんかが使えるでしょう。


イメージができたら、情動を乗せます。


心の底から嬉しかった時の情動なんかを

ポジティブの記憶に合成するのです。


日常的に、そういった情動体験は大切にすると良いですね。


しかし、この映像が、自身が望まないものであれば

逆効果になることもあります。


何かにチャレンジしないといけない、というような場合です。


チャレンジしたい、であれば問題ないのですが、

望んでいないことの場合、そもそもエネルギーが出ません。


イメージもしづらいでしょうし、定着もしません。


コーチングではwant toが重要というのが基本です。


無理矢理やらせようとしても逆効果であることを

理解しておく必要があります。


コーチングの古い手法のように、"失敗を正す"ということは

現代社会でもたくさんあります。


同じミスをしたら、「何度も同じミスをするな!」、

これも失敗を正そうとするやり方です。


実際にあったコーチング手法ですので、コーチングは

意味がないと思っている人はこういった手法を

イメージしているかもしれませんが、実際は違いますので

誤解をしないようお願いします。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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新年あけましておもでとうございます。 昨年はコーチングを本格的に学び始め、私にとって大きな変化が得られた年となりました。 この記事では、その大きく得られた変化の一部について書くことで、コーチングを学ぶことの重要性を伝えられればと思います。 全員が同じことができるようになるかどうかは別として、私自身が得られた変化については、言語化できる部分だけでもたくさんあります。 ・コーチングを受けることで現状の