top of page
  • 執筆者の写真鈴木 翔太

【解説】ブリーフシステム

この記事にアスセスしていただきありがとうございます。


この記事ではブリーフシステムについて解説してみたいと思います


コーチング用語としてブリーフシステムという言葉が使われますが、馴染みのある言葉では自我という言葉があてはまります。


自分とはどういう存在なのか?ということを今までに考えた事があるでしょうか?


自分を説明しようとすると、自己紹介を思い浮かべられる方もいらっしゃるかもしれません。


名前、年齢、趣味、職業・・・

場合によっては身長や体重を使うかもしれません。


名前は生涯同じ方もいらっしゃいますが、同姓同名の方は自分ではありませんし、年齢は通常増えていきます。


趣味や職業は増えたり減ったり、変わったりするものです。


身長や体重も、正確にコントロールしている方もいますが、一般的には数値は曖昧です。


自己紹介ならこれで十分かもしれませんが、存在を定義するにはやや不十分でしょう。


では自分とはなんでしょう?


自分とは自我であるということが言えますが、では自我とは何か?


自我というのは、部分関数であると定義することができます。


どういうことかというと、宇宙の全ての情報を自分と自分以外に分ける関数であるということです。


動物の中から、犬とそれ以外にわけるようなものです。


頭の中にある情報も含め、宇宙の全ての情報から自分とそれ以外にわけることで自分がわかるのです。


関数なので、例えば、自分の名前が入力としてあった時、頭の中では無意識に自分の名前だと判断ができるため、これは自分だという出力がされるるというイメージです。


具体例を出してみましょう。


小学校で先生が出欠を取っている場面をイメージしてください。


あなたは一人の生徒です。


先生があなたの名前を呼びました。


あなたはそれに対して「はい」と応えます。


これがまさに部分関数です。


では、仲の良い友人の名前が呼ばれた時はどうでしょう?


友人が返事をしたら、○○さんは今日学校に来ている、返事がなければ、○○さんは休みだと判断します。


この場合、○○さんは明らかに自分ではないでしょう。


しかし、学校に来ているのか、お休みなのかを判断しているのは明らかに自分です。


自我があるので、名前を呼ばれて応えたのは自分だと判断できます。


当たり前といえば当たり前ですが、もう少し掘り下げて考えてみます。


自我に関しては、重要性評価関数であるとも定義することができます。


部分関数同様、難しいことはありません。


詳しく見ていきましょう。


重要性評価関数というのは、宇宙の情報全ての中から、自分にとって重要か重要でないか、どれぐらい重要なのかを評価する関数のことです。


先ほどの具体例の場合、自分の名前は自分にとって最重要でしょう。


友人の出欠に関しても、休み時間の話し相手がいるかいないかということがあり重要度が高いです。


自分にとって友人の名前が呼ばれると重要になるわけです。


一方、あまり話したことのないようなクラスメイトの名前だと呼ばれてもあまり気にしません。


自分にとっての重要性に上がらないわけです。


社会人でこのような人が望ましいかは別として、小学生であればこういったことは珍しくないかと思います。


これが自我とは重要性評価関数であるということです。


自我とはなに?ということがなんとなく理解できたのではないでしょうか?


これがまさしくブリーフシステムです。


ブリーフシステムは重要性評価関数ですから、自分にとって重要でないものは認識ができないということです。


もう一度具体例で考えてみましょう。


あまり話したことのないクラスメイトの名前が呼ばれた時には、自分の重要性に上がっていないため、仮に先生が□□さんは欠席だという結論を出してもそれを認識できていません。


欠席者が多ければ余計に認識しづらいでしょう。


ところが、休み時間に他のクラスの子が自分に話しかけてきます。


「□□さんどこにいる?」


この瞬間に、自分にとっての□□さんの重要度が一気に高まります。


自分は教室を端から端まで見渡して、□□さんがいないことを確認します。


「今いないみたい」と他のクラスの子に返事をします。


しかし、□□さんは学校に来てすらいません。


これが、自分にとって重要なものは認識ができないということであり、どのようなブリーフシステムであるかが人生に大きな影響を与えます。


実はそれが自分にとって必要な情報であったとしても、自分にとって重要でないと無意識で判断するとそれは認識ができないのです。


これを心理的盲点(スコトーマ)と言います。


この具体例のようなことが、普段の日常で繰り返し起きているのです。


例えばそれが、出世するために必要、人間関係の改善に必要、収入アップに必要、異性からモテるために必要、といった情報であっても認識することができません。


これらのことが自分にとって重要だと思っていても、無意識が重要でないと判断すれば、それが心理的盲点となり認識ができません。


今回の記事のテーマとははずれますので、心理的盲点(スコトーマ)については別の記事をご覧いただければと思いますが、ブリーフシステムが何を心理的盲点にするかを決めるのです。


コーチングではこのブリーフシステムに深く関わります。


まさに人生を変えることになるのです。


最後までお読みいただきありがとうございました。

閲覧数:5回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page