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  • 執筆者の写真鈴木 翔太

【解説】ゲシュタルト

更新日:2021年10月6日

この記事にアクセスしていただきありがとうございます。


ここではゲシュタルトの解説です。


ゲシュタルトというのは、部分が全体として統合され、部分が全体に、全体が部分に双方向的に関わり合うものです。


これは企業のようなもので、一人一人の社員やお金などの部分が企業という全体を作っています。


○○さんと◆◆さんと・・・というのが一般社員として統合されたり、部分として社長や部長もいます。


部分である社長や部長がもし退職すれば企業全体に大きな影響を与えます。


一般社員であっても優秀な人であればそれなりに影響を与えるでしょう。


●●課、■■部など、企業という全体の中でもある程度まとまって統合されています。


それらの部分は企業理念に基づいて構成されているとすると、全体としての企業理念が変われば部分にも影響を与えます。


このように双方向的にはたらくのがゲシュタルトです。


人間で言えば人格が挙げられます。


様々な情報に触れることで、例えば、ポジティブやネガティブが形成されます。


人間はこのゲシュタルトを複数持つことができますが、同時に維持できるのは一つだけです。


コンフォートゾーンもゲシュタルトですから、現状のコンフォートゾーンがあって、ゴールを達成しているコンフォートゾーンに移行したい場合、どちらかのコンフォートゾーンが選ばれることになります。


コンフォートゾーンが決まるにはホメオスタシスがはたらきますから、より臨場感の高い方がコンフォートゾーンとなります。


何らかのゲシュタルトに、新しい情報が部分として統合されるとアイデアが思い浮かんだりします。


サッカー選手が陸上選手と会話をすることで何かに気付き、プレーに取り入れるということがあったとしても不思議なことではありません。


サッカー選手の持つゲシュタルトに、陸上選手が持つ情報が統合されるのです。


学問であれば、一つの学問だけでなく複数の学問を学ぶことで理解が深まるということが起きてきます。


一見関連性のないことでも、人間はゲシュタルトとして統合する能力を持っているのです。


コーチングではゴール設定は非常に重要ですが、ゴールは一つだけではなくたくさん設定するのが望ましいとされます。


趣味のゴールから職業のゴールに関して何らかの気づきが得られることもあります。


我々には能力があるにも関わらず、そのほとんどを使いこなせていません。


少しでも秘めた能力があることを確信していただければ幸いです。


最後までお読みいただきありがとうございました。



認知科学に基づく最先端のコーチング理論

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