鈴木 翔太
「ジャイアントキリング」から学ぶマインドのはたらき
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今回は、「ジャイアントキリング」から学ぶマインドのはたらきです。
「ジャイアントキリング」は人気のサッカー漫画で、人間の認知の仕組みが詰まっています。
そんなジャイアントキリングの27巻第263話のシーンから分析してみたいと思います。
期待の若手である椿大介が、五輪メンバーに選出され、記者からのインタビューを受けているシーンです。
椿大介という選手は、実力があるにも関わらずメンタルに不安を抱えている選手で、自分を卑下しがちです。
五輪メンバーに選出されたにも関わらず、「自身ないです。そもそもプロになれただけでも奇跡だと思ってて・・・」と自己評価がかなり低いのが伺えます。
これはコンフォートゾーンが、「自分はプロの世界で試合に出るのが精一杯だ」というところにあるため、五輪メンバー選出によってコンフォートゾーンから離れ、無意識が居心地の良いコンフォートゾーンに戻ろうとしているのです。
人間はコンフォートゾーンから外れてしまうと、途端にパフォーマンスが落ちてしまいます。
話中にも、「俺なんでこんなにバカなんだろう。混乱しちゃって何も考えられない・・・」と心の中で思っているシーンがあります。
普通に考えれば、五輪メンバーに選出されるということは、それぐらい実力があるということと理解できますが、本人にとってはこのようなことが起きてきます。
これは漫画だけの話ではなく、実際に起きることです。
ここまで極端でなくとも、よく眠れなかったり、現場で緊張してしまっていつも通りのパフォーマンスを発揮できないということはサッカー以外でもよくある話です。
これを改善するには、コンフォートゾーンを高く設定し、「俺は代表メンバーと共に金メダルを掲げている」のような言葉やイメージを使ってコンフォートゾーンを移行させておくのが望ましいのです。
ということで今回は"コンフォートゾーンをテーマに分析しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。